DKC 気軽で温かみのある 第一勧業信用組合

第一勧業信用組合について

  • 第一勧業信用組合について

当組合の経営理念

  • 「人とのつながり」「地域とのふれあい」を大切にし、真に必要とされ、皆さまの支えとなる金融機関になります

 

 

理事長あいさつ

 平素より皆さまのご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。

 

 当組合は、組合員向けサービスとして、会員制の「かんしんビジネスクラブ」を運営しています。講演会などを通じて、会員の皆さまの経営に資する情報をご提供するとともに、会員皆さまの交流の場として、ビジネスの広がり、発展のきっかけなどにご活用いただくものです。先般、そこで日本最大のオペラ団体である公益財団法人東京二期会様から講師をお招きし、オペラに纏わるお話、そしてオペラの実演を行っていただき、好評を博しました。

 ビジネスクラブなのにオペラとは意外に思われるかもしれませんが、経営にとって、経営者にとって学ぶべきことは何でしょうか。もちろん、MBAで学ぶようなこと、あるいはドラッカーの経営論、はたまたティール組織などの組織論など、テクニカルな学びも必要でしょう。しかし、それと同時に、いやそれ以上に真・善・美の観点、一種の倫理観といったものが大切なのではないでしょうか。例えば、社会的に問題視されるような経済事件、企業事件などで、「法に触れることはしていない」と抗弁している経営者を時折見かけます。しかし、昨今のように環境変化や技術進歩などが速い時代は、法の整備が後追いになることはいくらでもあります。そのような時に指針となるのは、やはりしっかりとした倫理観だと思います。コンプライアンスという言葉がありますが、それは法令遵守だけを意味するのではありません。我々がよって立つ社会制度の中で、日本で言えば自由主義、民主主義の制度の中で、公正、公平、公明であるかが問われるのです。そして、その根底にある倫理観はどのように養われるのか。それは、人間の歴史の中で長い間に根付いてきた文化的背景に裏打ちされた、いわゆる教養によるものだと思うのです。先般のビジネスクラブでのオペラのお話と実演も、そのような思いもあり、企画したものでありました。

 

 当組合は地域・コミュニティの金融機関として様々な活動を行っておりますが、これからも相互扶助の精神で組合員の皆さまに寄り添い、全力でお支えしていく所存であります。そして、社会的意義に適う、誠実な金融機関として存在すべく、その活動においては、しっかりとした倫理観を根底に持ち臨んでいきたいと思っております。組合員の皆さまとともに研鑽し、ともに成長し、そして地域・コミュニティに欠かせない金融機関としてお認めいただき、選んでいただけますよう、今後とも弛まぬ努力を続けてまいります。

 

 

2023年6月
理事長 野村 勉

 

 

中期経営計画

  • 実施期間:2023年4月~2026年3月(3ヵ年計画)
  • 愛称:「想いを形に 皆さまとともに」

 

 

ミッション

  • 相互扶助の精神に基づき、皆さまとともに地域・社会の永続的な発展に貢献します

 

 

ビジョン

  • 地域・コミュニティの金融機関としての使命を抱き、選ばれる金融機関になります
    ①信頼度 ②利用度 ③親しみ度 地域No.1を目指します

 

 

基本方針

Ⅰ. 「人とコミュニティの金融」を実践します

  • 地域・コミュニティの絆を大切にし、人と人との信頼に基づく金融を実践することにより、永続的発展に貢献します。
  • 「信頼関係」を構築し、地域に無くてはならない金融機関を目指します。

 

Ⅱ. 「ともに成長する金融」で地域・社会の未来を創造します

  • ライフステージ・ビジネスサイクルに応じたコンサルティング、金融サービスを提供します。
  • 挑戦する経営者を応援し、地域・社会の未来を創造します。
  • 地域、社会、環境の変化に対応し、皆さまが抱える課題の解決に努めます。

 

Ⅲ. 「つなぐ力」で社会に貢献します

  • 当組合が保有するネットワークを活用・融合し、地域の皆さまのシンカ(進化・新化)を支援します。
  • 金融の枠にとらわれない新たな価値を創造します。

 

Ⅳ. 地域・コミュニティの発展に貢献できる魅力ある人材を育成します

  • 地域・コミュニティの発展に貢献できる人材を育成します。
  • 働きがいのある職場を実現し、多様な価値観や個性を認め合える人材を育成します。

 

 

当組合の概要・沿革

当組合の概要

2023年3月末現在

設立 昭和40年5月10日
事業概要 中小企業ならびに一般個人のための金融機関
出資金 165億6,405万円
純資産 205億2,587万円
店舗数 27店舗【22支店(本店営業部含む)、4出張所、1法人営業所】
預金高 3,610億円
貸出金 2,767億円
組合員数 43,916名
役職員数 382名

 

 

当組合の沿革

大正10年7月 日本勧業銀行職員を対象として、産業組合法に基づき、保証責任信用購買利用組合互援会を設立。事務所を東京都千代田区内幸町1-1の日本勧業銀行本店内に置く。
昭和40年3月 東京都23区一円を営業地域とする地域組合に改組するとともに、名称を日本勧業信用組合に改称。
昭和40年5月 本店を東京都新宿区神楽坂5-3 に置き、地域信用組合としての業務を開始。
昭和46年10月 旧日本勧業銀行と旧第一銀行の合併に伴い、第一勧業信用組合と改称。
昭和56年10月 宝成信用組合と合併。
昭和57年11月 東京都新宿区四谷2-13に新本店完成。
平成10年8月 逓信信用組合から事業譲渡を受ける。営業地域について都下を含む東京都内全域に拡大。
平成14年6月 都民信用組合北支店から事業譲渡を受ける。
平成29年7月 東京一円、千葉県浦安市、千葉県市川市に地区を拡張。
令和2年4月 市川法人営業所を開設。

 

 

当組合の社会的使命と健全性について

信用組合の社会的使命・役割について

当組合は、信用組合として社会的使命と役割を自覚し、協同組合組織である地域金融機関としての特性を発揮した経営を目指します。
株式会社である銀行と、協同組合組織である信用組合とでは経営形態に大きな違いがあります。銀行は、金融機関としての公共性が求められる一方で、収益面では株主の利益が優先されますが、信用組合は限られた地域の中小企業や個人の皆さまによる協同組合(組合員制度)であり、地域社会への貢献がより一層強く求められるという公共性の高い金融機関であります。したがって、収益面のみならず、あらゆる面において利用者である組合員の利益が優先されます。
また、信用組合における融資業務の特徴は、収益性のみを追求する「選別融資」ではなく、組合員である地域内の中小企業や個人の皆さまを対象とする融資機会の公共性を原則とした「中小口多数取引」に徹するところにあります。
当組合では、こうした信用組合の社会的使命・役割に立脚して、地域内の中小企業および個人の皆さまが抱えておられる「特性」に十分配慮しながら融資を行い、地域社会の発展に寄与してまいりたいと考えております。

 

 

[信用組合と銀行の違い イメージ図]

 

 

 

金融機関の健全性の問題について

当組合は、このような社会的使命・役割を実現していくためには、まず当組合の経営が真に健全であることが必要であると考えております。
当組合は、組合員の皆さまの強いご支持のもと、国内基準を上回る自己資本比率の確保、不良債権の厳正な処理による資産の健全性向上、収益力強化を指向した営業態勢の整備、コンプライアンス態勢の充実等が実現されております。
今後とも更に経営の健全性を確保してまいります。

 

 

当組合の組織図

当組合組織図(2021年6月25日現在).pdf